防犯防災、最先端はこんなガラス窓

glass_window窓ガラスに求められる性能は、その機能ごと細分化しています。プライバシーと眺望の良さを両立させたい場合、ハーフミラー効果を持つガラス窓が有効でしょう。防災対策が必要な場所の窓ガラスは、延焼拡大をふせぐ目的で網入り窓ガラスを入れることが重要とされています。さらに防犯対策を考えた場合、要となる場所の窓には防犯ガラスを入れるべきでしょう。

用途別に性能が特化している窓ガラスですが、さらなる技術的進化も起きています。例えば防火性能を有する網入り窓ガラスはどうしても眺望という点でワイヤーが邪魔をしていましたが、ワイヤーのない防火ガラスも開発されています。ワイヤーが入っていた防火ガラスは熱割れという現象が起きやすく、特に冬場の暖房による温度差によって、内部のワイヤーと窓ガラスの膨張率の違いから、すぐにヒビが入りましたが、特に耐熱強化ガラスと呼ばれるタイプのハイテク窓ガラスは、ワイヤーがないため外が良く見え、延焼拡大を防ぐのに充分な防火ガラスの性能があり、しかも熱割れを起こさないという特徴があります。通常の強化ガラスが一般的なガラスの3倍程度の強度であるのに対し、耐熱強化ガラスは6倍以上の強度も備わっているのです。交換費用も馬鹿にならないほどの熱割れを解決したのが耐熱強化ガラスであり、耐用年数も長いため、初期費用の回収も容易になるというのも特徴です。

また、ハーフミラー効果がある窓ガラスには、さらに断熱性能を向上させたタイプも登場しています。遮断高断熱複層ガラスと呼ばれるものは、内部に特殊な金属膜の層がある複層ガラスの一種であり、冷暖房負荷の削減においては最も性能の高いガラスのひとつと言われているのです。

窓ガラスのハイテク化は、いくつかの特性で進化した窓ガラスの技術を、複数併せ持つタイプの窓ガラスを登場させています。今後もこの流れは加速して、いつの日か究極の窓ガラスが開発されるかもしれません。